トラック&バスの運行前点検ポイント
安全・安心に運行いただくために、タイヤ関連の点検ポイントをまとめました。
運行前に必ず点検しよう!
点検ハンマーによるナット緩み点検
- 1ナットに手を添えて、点検ハンマーで叩き、振動を確認してください。
点検時のポイント
- 手袋を外して、振動の確認を実施ください
- ナットは必ず締まる方向に叩いてください
- 振動が伝わりづらいので、ナットは強めに叩いてください
- 2万が一、ナットに緩みが発生している場合は、手に振動が伝わってくるので
その際はボルトの締め直しを早急に実施してください。 - 3全てのナットを同様に点検してください。
点検ハンマーによる空気圧点検
- 1タイヤのトレッド面を点検ハンマーで叩き、音を確認してください。
- 2空気圧が適正に入っている場合は、ポーンという高い音が響きます。
万が一、空気圧が低い場合は、ドンという低い音で響きません。
その際は空気圧を含め、タイヤを確認してください。- ※普段から点検をしていないと音の違いに気付きづらいので、点検を習慣づけてください。
- 3全てのタイヤを同様に点検してください。
タイヤ/ホイール外観チェック
- 1トレッド全体が異常な減り方(片側摩耗・段差摩耗など)をしていないか確認してください。
- 2タイヤの主溝を確認してください。残溝4mm程度になれば、交換時期が近づいています。
冬タイヤはプラットホームに達すると、冬タイヤとして使用ができなくなりますのでご注意ください。- ※高速道路を走行する場合、高速道路指導基準で大型トラック・大型バスタイヤは3.2mm以上残溝が残っている必要があります。
- 3点検ハンマーの尖っている方を使い、挟まっている石を取り除いてください。
- 4トレッド/サイドで傷(外傷・釘踏み)やひび割れが発生していないか確認してください。
- ※サイドの確認時は触診も併せて実施ください。
- 5ホイールのひび割れや、サビ汁が発生していないか確認してください。
- ※冬時期は凍結防止剤の影響で、サビが発生しやすくなっています。
- 6ナットの頭の出方が揃っているか確認してください。
- 7全てのタイヤ/ホイールを同様に点検してください。
タイヤ空気圧の数値も月1回は確認しよう!
- 必ず月1回以上の点検をしてください。
- 必ずエアゲージを用いて正確に測定してください。
- 必ずタイヤが冷えた状態で測定してください。
- ※タイヤが高温(特に走行後)な状態ですと内部の空気が膨張しており、
高めに数値が出やすいです。
- ※タイヤが高温(特に走行後)な状態ですと内部の空気が膨張しており、
- 新品タイヤは特に点検頻度を高くしてください。
- 複輪装着の場合は、必ず内外同じ空気圧に調整してください。
月に一度は空気圧の点検を!
タイヤお客様相談室