SDGsへの取り組み

ESG経営の推進

当社グループのすべての事業活動には、住友400年の歴史のなかで脈々と受け継がれてきた「住友事業精神」が息づいています。この住友事業精神では、「経済的な価値だけでなく、社会的な価値をも尊重すべき」との考え方が示されています。

SDGs達成への貢献イメージ図

タイヤ事業に関わるSDGsへの取り組み

タイヤ事業では、より安全性が高く、低燃費性能に優れ、環境負荷の少ない原材料を活用したタイヤとデジタルツールを融合したタイヤ周辺サービスを提供していきます。
これにより、SDGsが指し示す、すべての人々の安全な生活、およびエネルギー効率改善による気候変動への対策と低炭素社会の実現、持続可能なサプライチェーンの推進に貢献していきます。
具体的な取り組みとしては、「スマートタイヤコンセプト」や、タイヤの重要な原材料である天然ゴムを将来に亘ってサステナブルに調達するための「持続可能な天然ゴム方針」の取り組みをさらに積極的に進めていきます。

1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
6 安全な水とトイレを世界中に
7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを
12 つくる責任 つかう責任
13 気候変動に具体的な対策を
14 海の豊かさを守ろう
15 陸の豊かさも守ろう
16 平和と公正をすべての人に
17 パートナーシップで目標を達成しよう

スマートタイヤコンセプト

安全を支える技術、環境に寄与する技術、それらを支えるシミュレーションおよび解析技術の「3つの技術」を駆使して、未来のモビリティ社会で求められる安全性能と環境性能を満たすタイヤを開発します。
また、CASE/MaaS等の自動車業界の変革への対応、デジタル技術活用によるソリューションサービス提供など、新たな経済的価値と社会的価値を創出します。

SNR(持続可能な天然ゴム)方針

世界ではモビリティ社会の発展とともに、ますますのタイヤ需要拡大が予想され、天然ゴムの生産地域における森林破壊による環境問題や労働環境における人権問題などの問題発生が懸念されます。当社では、天然ゴムを持続可能な資源とするため、当社グループ「持続可能な天然ゴム方針」を策定しました。

臭気低減天然ゴムの開発と生産性の向上

天然ゴムの臭気原因を特定し、タイの当社天然ゴム加工場で「臭気低減天然ゴム」の開発に成功し実用化しました。また、生産性についてはタイの当社農園を活用し、ゴムノキの成長促進と収穫量の向上につながる研究を実施しています。