日の丸交通株式会社の高田と申しまして、入社して18年程になります。

朝の天気予報で聞いてはいましたが、まさかあれほど大雪になるとは誰も予想しておらず、会社からノーマルタイヤ装着車は帰庫するよう無線が入っていました。私もノーマルタイヤならおそらく帰庫しましたが、オールシーズンタイヤなので大丈夫だと思いました。

初めてオールシーズンタイヤを履いての冬道走行だったため大丈夫かなという不安な気持ちは多少ありました。実際に走行して安心感があったので、先日雪国ご出身のお客様がご乗車され、「タイヤの方は問題ないのか」とご質問された際には、「オールシーズンだから大丈夫ですよ」とお話をさせていただきました。

私なりにブレーキのテストもしました。誰もいない場所であることを確認し、時速30キロぐらいから勢いよくブレーキを踏んでどのくらい効くかをテストしたのですが、全然問題ありませんでした。通常の積雪ならすごくいいと思いました。

そうですね。通常走行時のブレーキの効きと変わりません。特にそう感じたのは、赤坂の青山通り付近は緩い坂が多く標高差があるため、積雪時にノーマルタイヤを履いていて滑ってしまう車両をよく見かけます。しかし、このオールシーズンタイヤだとそういった一見登れないような坂でも問題なく登れます。

電車で地元の駅に帰ってもタクシーが出払っており遠方よりタクシーに乗るお客様が多いため、長距離需要が高まります。電車が動いている状況でもそれは変わりません。歩いて20分～30分の場所だと普段ならバスで行くのでしょうが、バスも混んでいておそらく乗れないですし、ましてやタクシーは絶対にないということで、雪が降ると需要が多くなります。

幹線道路は問題なく走行できました。住宅地だと、先日調布までお客様にご乗車していただいた際、それほど坂道ではなかったものの道路がガチガチに凍っている路面状況でしたが問題なく走行できました。積雪が30cmも積もると別だとは思いますが、東京だと降っても5cm～10cmぐらいなのでおそらく大丈夫です。

乗る前には若干固いのかなというイメージはあったのですが、それは気のせいだと思いました。雪が降っていても、スタッドレスタイヤよりも安心感があります。

すごくいいなと思いました。東京は雪が降っても年に2～3回です。つまりスタッドレスタイヤに履き替えても役立つのは年に2～3回で、それ以外はノーマルタイヤでも過ごせる状況です。だから毎年履き替え作業を見ていて無駄だなと思っていましたが、オールシーズンタイヤにしたことでピットの負担もかなり減ります。

オールシーズンタイヤの方が本当に良いと思います。東京での利用を前提に話すと、車が常に必要な人や仕事で利用するという人は、オールシーズンタイヤにしておけば1年以上履きっ放しで、タイヤが減った際に取り替えればいいだけですので負担が減ります。無駄なこともしなくていいので、都市部ではすごくいいと思います。